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【Ubuntu 18.04】Tomcatのインストール

Ubuntu 18.04へTomcatをインストールする方法です。

Javaまでのインストール方法は、以下をご覧ください。


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ダウンロード

Tomcatは公式ホームページからダウンロードします。

上記トップページの、左メニュー Downloadより、Tomcat 9を選択してダウンロードページを表示します。
Tomcat 9の「9」はバージョンを表しています。
(執筆時点の最新バージョンです。10はα版ということなので9をダウンロードします)

次に、表示されたダウンロードページにて、Tomcat本体をダウンロードします。
ここではtar.gz形式のファイルをダウンロードします。

今回ダウンロードしたファイル名は、apache-tomcat-9.0.33.tar.gzでした。
(9.0.33はバージョンです)

インストール

ダウンロードしたファイルを解凍します。

端末

$ tar xvfz apache-tomcat-9.0.33.tar.gz

解凍するとapache-tomcat-9.0.33というディレクトリが作成されるので、このディレクトリを適当なディレクトリ配下に置きます。
私はこの手のディレクトリは一箇所に纏めたい派なので、ホーム直下にDeveloperというディレクトリを作成し、その中に入れます。
またバージョンを意識したくないため、シンボリックリンクを作成してアクセスするようにします。

端末

$ cd
$ mkdir Developer
$ cd Developer
$ mv ~/Desktop/apache-tomcat-9.0.33 . ← デスクトップに解凍したという前提
$ ln -s apache-tomcat-9.0.33 Tomcat ← Tomcatという名称でシンボリックリンクを作成
$ ls -alrt ← 結果を確認
合計 12
drwxr-xr-x 20 user user 4096 3月 27 12:26 ../
drwxr-xr-x 9 user user 4096 3月 27 12:27 apache-tomcat-9.0.33/
lrwxrwxrwx 1 user user 20 3月 27 12:41 Tomcat -> apache-tomcat-9.0.33/ ← シンボリックリンクできてる
drwxr-xr-x 3 user user 4096 3月 27 12:41 ./

青字はコメントなので入力は不要です。

シンボリックリンクを作成した理由は、バージョンアップした際に前バージョンを残すことができるからです。
上書きしてしまうと、新バージョンに何かあった際に旧バージョンへ戻すのが大変!

インストールはこれでOKです。とっても簡単ですね。

この後は環境に合わせて設定の変更などが必要になってくるのですが、それは後ほど。

動作確認

では実際にTomcatを起動してみましょう。

解凍したディレクトリ直下にbinというディレクトリがあるので、その中のstartup.shで起動します。
無事に起動すると、以下のように最後にTomcat startedという文字列が表示されます。

端末

$ cd ~/Developer/Tomcat/bin
$ ./startup.sh
Using CATALINA_BASE: /home/user/Developer/Tomcat
Using CATALINA_HOME: /home/user/Developer/Tomcat
Using CATALINA_TMPDIR: /home/user/Developer/Tomcat/temp
Using JRE_HOME: /usr/lib/jvm/java-11-openjdk-amd64
Using CLASSPATH: /home/user/Developer/Tomcat/bin/bootstrap.jar:/home/user/Developer/Tomcat/bin/tomcat-juli.jar
Tomcat started.

次に、Ubuntuのブラウザ(Firefoxなど)でhttp://localhost:8080/へアクセスします。
以下のようなページが表示されればOKです。

URLの「8080」はポート番号を示しています。(Tomcatはデフォルトで8080ポートを使用します)

httpでURLを記述する場合、80ポートは省略できます。
Apacheはデフォルトで80ポートを使用しますので、
Apacheで動作確認する際のURLは、正確にはhttp://localhost:80/なのですが、80は省略可能なのでhttp://localhost/で確認することができます。

また、自作したページは、webapps配下に配置することで、ブラウザから見ることができます。
試しに、webapps配下にtestというディレクトリを作成し、その中に以下のhtmlを置いてください。

index.html

<!DOCTYPE html>
<html lang=”ja”>
<head>
<meta charSet=”utf-8″/>
</head>
<body>
テストです。
</body>
</html>

ブラウザからhttp://localhost:8080/test/index.htmlへアクセスしてみてください。
「テストです。」と表示されればOKです。

終了したい場合は、startup.shと同じディレクトリにあるshutdown.shを使用します。

端末

$ cd ~/Developer/Tomcat/bin
$ ./shutdown.sh

最後に

無事起動しましたか?

Tomcatはセキュリティなど気にしなければ、解凍・配置・起動だけで動かせて、とても簡単です。

また動的ホームページを作成する上で、Servlet&JSPやSpringBootといったFrameworkも動かすことができるので、まだまだ知っておいた方が良いソフトのうちの1つだと思います。

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